中小企業のIT活用は、どのような状況でしょうか、次のような話をよく聞きます。
□ 中小企業の社長の想い・悩み ~ITやデジタル化は大事だが・・・~
- ITを利用すれば、不良品を無くしたり、業務をもっと素早くできるようにしたりできるのではないか?
- ITサービスを使えば、営業現場の動向を把握したり、工場の生産状況をどこからでも確認できるのではないか?
- IT活用は、IT製品の導入やITベンダーへの費用がかかる割に、それに見合った利益が見込めないのでないか?
- うちは○○○だから、IoTの導入やAIの活用、あるいはDX取組みは関係ないだろう?
□ 中小企業のIT活用の話 ~IT活用で何を目指すのか~
在庫管理のITツールを導入したが、半年ほど経ったら利用しなくなり元のエクセル処理に戻ってしまった。
☞ 当初の課題、例えば在庫の欠品撲滅や不良在庫の削減、等の解決したかった課題、それはどうなった?
生産管理のITツールを導入したが、新しい案件に対応するために多額のITベンダー費用がかかった。
☞ ITツールを導入した後の新製品等の対応では、製品マスター等の設定を追加する必要があります。
設定追加の機能が欠けていたりすると、新たな改修作業が必要となってしまう場合があります。
また社内の人材で、新たな設定の操作ができるスキルアップが人材を育てることが必要です。
中長期的に売上げの拡大や新事業の立上げを目指している、そのために何が必要か、その投資は?
☞ 将来の事業規模の拡大や新事業への対応は、ITツールを選択する際に考慮しておく必要があります。
もし将来に必要と想定されるならば、それに対応できる人材の育成や追加機能の導入の検討は必須。