ITマネジメントプロは、情報の5Sの取組みを支援します。情報の5Sは、ある企業の社長からヒントを頂き作ったもので、社内の情報共有を進めて風通しを良くし、社員間や部門間のコミュニケーションを高めることを狙っています。

 

 どのような課題に取組む際も、必要な情報を必要な人が必要な時に利用できるようにする情報の5S改善が欠かせません。情報の5Sの取組みは、個別の課題解決よりも日頃の改善活動として行う方が、社内のコミュニケーションが活発となり良い効果を引き出すキッカケになります。

 

 情報の5Sとは、次のとおりです。

整理  不要な書類や情報を捨てること、必要な情報は何で、どのような頻度で使用するかを明らかにして、不要なものを捨てる。

整頓  必要な時に直ぐ取り出せること、情報により取り出す時間が違う。保管場所ルールと併せ、ツールの整備も大事である。

清掃  マスター情報が最新で一元的に維持されていること、顧客や取引先あるいは社員等は会社共通で、常に最新で一元的に維持

     されていることが必要である。一元的とは、同じ情報が重複してあったり、その内容に重複した部分が無い事である。

清潔  整理・整頓された情報を維持するため情報の清掃を行う。清掃は、定期的に行う。書類やディジタル情報に加えてライブラリ、

     メール、SNS、あるいはネットやWEB、さらに各種の業務アプリなどのITツールの整備も行う。

しつけ 情報セキュリティのルールを守って、機密情報や個人情報の漏洩や不正なアクセスを無くす。

 

 参考までに通常のモノの5Sは次の通り。

整理  不要なものを捨てること

整頓  使いやすく並べて表示をすること

清掃  きれいに掃除をしながら、あわせて点検すること

清潔  きれいな状態を維持すること

しつけ きれいに使うように習慣づけること