[事例1]品質管理を強化するため受注から納品まで案件見える化に取組む

 

□ 課題の原因及び背景

  • 機械設計から電子回路および組込みソフトまで対応できる高い技術力を持つが、試作品や特注品等の一品モノの案件毎に異なる設計製造の作業の進め方(見積りや受注の処理あるいは納入前の検査)となっており、その管理も技術者任せになっていた。
  • 納期に追われて出荷前検査が不十分のため納入後クレームとなっていたり、余った部品が他の案件で再利用されていない状況が発生していた。
  • 技術者の作業時間をExcelで集計して管理しているが、全体の管理に留まっており案件毎の作業コストの管理ができていなかった。

 

□ 解決策と効果

  • クラウドサービスの販売管理と会計管理のシステムを導入、請求や入金を含めて案件状態を見える化した。
  • 受注時のお客様要望を記載する仕様書や検査結果の報告書を標準化したことで、製品の品質が安定した。
  • 見積り・受注・納品・請求等の業務の流れが標準化されたことで、案件の事務処理の効率化が図れた。
  • 売上の状況や購買の状況を案件毎に直ぐに確認できるようになった。